実害に学ぶ、ポイズンオークへの対策と対応について

知識や経験

PCTでポイズンオークにヒットしたハイカー―は、実は少ない。少なくとも、僕が出会ったハイカーの中に、ポイズンオークでダメージを受けたハイカーは数人だけだった。適切な対応も必要だが、そもそも細心の注意を払うという事が重要だ。

ポイズンオークとは何か?

自生している地域は限られているものの、PCTでは避ける事の出来ないポイズンオーク。歩く際には、しっかりとFarOutのコメントを読んで対策をしておくのが重要だ。場合によっては、トレイルエンジェルがサポートしてくれることもある。

ポイズンオークの正体

ポイズンオークを直訳すると「毒(ポイズン)樫(オーク)」だが実際には違う。実際には、毒を持ったウルシ科の植物だ。主に北アメリカの西海岸地域(カリフォルニア州など)に自生する、触れると激しいかぶれを引き起こす植物だ。ポイズンオークに触れるだけでもかぶれて、二週間くらいダメージが続くことになる。しっかりとした対策を施すことは重要だ。

ポイズンオークの毒の正体と感染

ポイズンオークの毒は「ウルシオール」というモノが原因だ。残念ながら、この毒成分は植物全体で保有しているので、触った瞬間かぶれる事が決まる。感染経路としては、直接的な感染だけではなく、衣服やトレッキングポール越しに感染することもある。実は、衣服に付着したウルシオールで感染する人もいるらしい。

どこで感染したか

僕が感染したのは、オレゴン州だった。アシュランドを出て、少し歩いたところで感染した。膝の内側にポイズンオークがヒットし、歩いていると激痛と痒みが出てきて気が付くことになった。恐らくは、最後に水を汲んだ時にヒットしたのだ。水を確保する為に無理な姿勢を取った時に、想定外にヒットしたのだろう。コメントではポイズンオークがあると記載されていたが、この時は、タイツを着用していたからタイツ越しに感染したことになる。速攻でタイツを脱いで、余っているジップロックで保護した。

ポイズンオークに感染したらどうするのか

ポイズンオークに感染したら、ひとまず感染しているモノを隔離しなければならない。もちろん、感染した場所は、しっかりと洗い流して毒が進行しないようにする必要もある。

ポイズンオーク感染時の初期対

ポイズンオークに感染したら、次のような対応をしなければならない。

こうすることで、的確な対応をすることができる。僕がポイズンオーク感染に気が付いたのは30分ほどたってからで、トレイル湧きで浄水した水を大量にかけて洗い流した。石鹸は持っていなかったが、大きな絆創膏があったから二枚使用した。その後は、ガーゼを当てたり、乾燥させながら歩くことになる。

ポズンオークに有効な薬など

基本的には、「抗ヒスタミン酸」の錠剤や「カラミンローション」が推奨されている。所有していない場合には、「冷たいもの」でかゆみを抑えておくのがベスト。自分でひっかいてしまうと、状況が悪化するからだ。僕の場合は、過度に痒い時は濡らしたタオルで覆っていた。

感染完治までの期間

初期対応が遅れたこともあり、一週間くらいは水ぶくれの状態が続いた。初日と二日目は、水ぶくれができては破れを繰り返し、三日以降はそのサイクルが緩やかになる。五日目までは、寝ている間に水ぶくれが破けてしまうので、寝袋を使うことはできない。インナーシュラフがべっとりと濡れた。二週間もすれば、気にならないようになるが、感染した痕跡は残っていた。

8月上旬に感染し、同年の12月までくっきりと肌が爛れた痕跡が残っていた。その間、違和感のようなものは感じたが、かゆみや痛みのようなものはなかった。

ポイズンオーク対策

簡単にできるポイズンオーク対策は「触らない」「接触しない」ことである。ただ、僕のように気を抜いた瞬間に感染することもある。手足を露出せずにしっかりと覆っていることが重要だ。そして、ポイズンオークが群生している事が記載されたコメントがある地域では、細心の注意を払った方がいいだろう。これまでなかったから、と油断すると僕のような目にあってしまう。

現地で習った言葉は「Leaves of three, let it be」であった。要は、三枚の葉をもつ植物を見たら触るな離れていろ、という事になる。放置するのが一番良い。

まとめ

ポイズンオークに関する情報を改めて最後にまとめておく。北カリフォルニアエリアを歩く際には、是非ともポイズンオークには注意してほしい。

  • 感染しないために肌を覆っておく
  • 感染したら清水で洗い流す。石鹸があれば使って患部をきれいにする
  • 乾燥させつつも、感染症には注意すること
  • 痒くても我慢して、マズイ場合には薬を飲んだり患部を冷やす

感染の疑いのあるギアはこまめに洗い、清潔に保つと良いだろう。

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