登山クッカーセットのおすすめを紹介。調理に最適な物

レビュー

今回は、登山やロングトレイルで使用するおすすめのクッカーセットを紹介します。実際に使用してみなければわからない事も多いですが、自分なりの観点でまとめてきました。登山用クッカーセットは様々なモノがおすすめされている記事が多い為、参考の一つにでもして頂ければ幸いです。

登山クッカーセットの選び方のすすめ

最初に、登山やロングトレイルで重要なクッカーの選び方を紹介します。アウトドアアクティビティのスタイルは様々なあるため、自分にとって最適なプランを考えて選定すると良いと思います。

クッカーセットの選び方

登山用クッカーセットを選ぶ際には、次の観点を注意して選ぶといいでしょう。

  • 素材
  • 形状 (浅型 vs 深型)
  • 必要な容量 (0.6Lから1L程度で好みが別れる)
  • 調理の有無 (お湯沸かすだけならポッドでいい)
  • 信頼度 (中華製はハンドルがよくとれてテント内が汚れる)

個人的に重要なのは「形状」「素材」の二つです。僕は、アルミ系クッカーは好きですが、敏感な方は「金属臭がする」という人もいます。

おすすめの初心者向け登山用クッカーセット

初心者用の登山クッカーセットというのは、存在しません。ここでは、「扱いやすくて壊れない」製品を念頭に、幾つかおすすめのモノを紹介したいと思います。初心者向け、という事で、難しい調理を必要としない、という前提で商品を選定しました。

個人的にはこのようなクッカーセットをおすすめしています。基本的に扱いやすいし、時期を問わずどんな山でも使用することが可能です。

深型クッカーに関して

深型クッカーは基本的に、お湯を沸かすという仕事が多いです。そこにラーメンを入れるのか、はたまたラーメンにお湯を注ぐのか。ドライフーズや、カップラーメンを主食にする場合は、深型クッカーがお勧めです。炊飯をしたり、パエリアを作ったり、面倒な調理をしなければ非常に便利だと思います。

登山用クッカーのUL思考

登山用クッカーをUL思考で選ぶのであれば、「チタン0.4mm」を機にしたらいいでしょう。経験上、これ以下の厚みになると、蓋で形状を維持する必要があります。ザックの中で押しつぶされてクッカーが変形している人の多くは、これよりも薄い場合が多いです。

軽量化をするメリットデメリットもあります。しかし、「無駄な手間を省きたい」という考え方の方が重要です。軽くすることだけに注目すると、山の中で毎日クッカーを手で曲げる作業が発生してしまいます。

エバニューの登山用クッカーセットに関して

UL界隈ではエバニューのチタンクッカーが人気です。日本の山では大人気です。山に行くと、モンベルのクッカーセットを使用しているか、エバニューのクッカーセットを使用している方が多い印象です。

実際に使用してみると、しっかりとした作りに必要最低限の装飾。無駄な拘りなどを排し、使いやすさを求めると、エバニューのクッカーに行きつくという印象を得ました。中には、湯切り蓋一体型のモノがあり、非常に良く作られていると感じています。

モンベルの登山用クッカーセットに関して

モンベルのクッカーセットは、個人的にはおすすめです。借りて利用したことがありますが、安定感があって一人で使用するには必要十分のサイズでした。個人的には登山用クッカーとしてお勧めできるのは、アルパインシリーズです。特に下記リンクのクッカーセットはおすすめです。

【モンベル】アルパインクッカー 11+13 セット ディープ
「アルパインクッカー 11 ディープ」と「アルパインクッカー 13 ディープ」がセットになっています。鍋や食器としても使用できるふたを備えた深底タイプです。便利な注ぎ口、熱くなりにくいハンドルなど、使いやすさにこだわっています。「13」の中...

ソロ登山で必要なクッカー

ソロ登山で必要なクッカーも、デュオやファミリーと相違ありません。強いて言えば、サイズが変更されるくらいですね。とはいえ、ファミリークッカーでも2Lや3L持つことはないでしょう。

  • 必要なクッカー数
  • 調理意思の有無
  • コップの有無

ソロ登山をする場合、このような観点をクッカーセットに求めればいいと思います。例えば、ラーメンやコーヒーしか作らないと割り切っていれば、薄型の無加工チタン鍋で十分です。どうせ物を焼かないのなら、テフロンコーティングなど不要です。

調理用途を勘案するか

調理というのは非常に重要な要素で、選ぶ際には必ず留意するべきです。僕の場合「炊飯」「炒め物」「パスタづくり」「ラーメン作り」「丼もの作成」などを行います。そのため、「調理は必須項目」となりえます。面倒な場合はラーメン作りのみですが、PCTでもソーセージを焼いたり、目玉焼きを作ったりしていました。0デイでも調理で使用します。

おすすめの登山クッカーセット

自分がこれまでに見聞きして、実際に使用してみて使いやすいと感じたクッカーセットを紹介していきます。あくまで個人の感想と知見ですが、選定の際の参考になれば幸いです。

おすすめ登山用クッカーセットの選定基準について

今回の選定基準は「ある程度調理をする」という所で選んでいます。正直、ラーメンのみ作るとか、お湯だけ沸かせたらいいと割り切っている方にはあまりおすすめできる登山用クッカーセットではないと思います。

  • 調理が可能か
  • 600ml以上のお湯を沸かすことができるのか
  • スタッキング機能はあるか
  • 重量は気にしない
  • コストパフォーマンス
  • 頑丈さ(1年使い込んで壊れないか)
  • 使い勝手(個人の感想)

このような観点で、自分の知識の中で選定しています。あまり道具に詳しくないですが、知っている範囲で幾つかおすすめを選んでいきます。因みに、コスパは僕の中で優先事項として非常に高い位置にあります。

スノーピークアルミパーソナルクッカーセット

アルミパーソナルクッカーセットは言わずと知れた名品で、結局手元に残っているのはこれだけです。登山用というよりキャンプ向けの印象を持たれがちですが、登山やロングトレイルでも十分実用的でした。極端な軽量化を求めないなら、バランスの取れた選択肢と言えます。僕は以下のように使い分けています。

  • 内側の小ポッド:調理用(メイン) → 長期間の旅ではこちら側だけ
  • 外側の大ポッド:皿や調理 → 中短期のトレイルでは皿や追加調理用途で使用

使用する場所や旅の期間などで、使い分けをしています。長期の時に大ポッドを持ち運ばないのは、使用するシーンの割にバックパック内を圧迫するからです。

スノーピークアルミパーソナルクッカーセットのメリットデメリット

実際に使って感じているメリットは以下の通りです。

  • 無駄な装飾がなく、とにかく使いやすい
  • シンプル構造で壊れにくく長く使える
  • サイズ違いのセットで調理と食事を分けやすい
  • 登山〜キャンプまで汎用性が高い

気になる点(デメリット)

一方で、使い込むと見えてくる弱点もあります。

  • 長期使用でハンドルが外れやすくなる
  • 表面加工なしのため焦げ付きやすい
    • 例:目玉焼きは普通にくっつく

ただし、このあたりは慣れでカバー可能です。実際、使い続けていれば「こういうもの」と割り切れるレベルではあります。

僕が購入した時は4000円台でしたが、年々高くなっています。他のブランドの値上がり幅によっては、コスパが悪いかもしれません。

エバニュー(EVERNEW) Ti U.L. Pot 900

エバニュー(EVERNEW) Ti U.L. Pot 900は、チタン製の軽量クッカーです。900mLという大容量のクッカーは、一気に複数個のカップラーメンを作れます。また、パスタを作成したりスープ物を作る時にも大活躍です。

一見すると、注ぎ口などがないタイプに見えますが、僅かに口元が作られています。特に疲労が溜まる登山中では、この細かな設計が使い勝手に直結します。ストレスなく扱える点は、実用ギアとして評価できるポイントです。

一方で、軽量化を優先した構造ゆえに取り扱いには注意が必要です。薄型設計(0.3mm)による変形リスクや、深型ゆえの火傷リスクなど、使い方に慣れが求められます。とはいえ、軽量ポッドとしては蓋付きでコストも比較的抑えられており、総合的にはバランスの取れたULクッカーと言えます。

エバニュー(EVERNEW) Ti U.L. Pot 900のメリットデメリット

メリット

  • チタン製で非常に軽量(UL志向に適している)
  • 900mLの容量で調理の自由度が高い
  • 注ぎ口の設計により液体をこぼしにくい
  • シンプル構造で扱いやすく実用性が高い
  • UL系クッカーとしては比較的コスパが良い

デメリット

  • 蓋が薄く、平皿として使いにくい
  • 深型構造で火傷しやすい
  • チタン特有の性質上、調理に慣れが必要
  • 0.3mmの薄さゆえに変形リスクがある
    • パッキング時は注意が必要

個人的には、チタン系の軽量ポッドで予め蓋つき。しかもUL系のモノとしては、コスパがいいと思います。ただ、調理する工程に慣れが必要なのと、深型なので火傷する可能性があります。

シートゥサミット アルファポット

シートゥサミット アルファポットは、本格的に調理をしたい登山者・ロングトレイル志向のハイカー向けのクッカーです。1.3Lという大容量により、パスタや焼きそば、煮込み料理まで対応可能。単なる湯沸かし用途にとどまらず、「しっかり食事を作る」ことを前提に設計されています。

実際の使用感としては、水切り機能が非常に優秀で、湯切りが必要な調理がスムーズに行えます。また、大型ハンドルにより安定感があり、状況によっては焚き火調理にも対応可能です。加熱時間はややかかるものの、炊飯も可能で、2合以上をまとめて炊ける点はグループや長期行動で強みになります。

一方で、軽量性やコスト面では不利な側面もあります。それでもロングトレイルで実際に使用しているハイカーもおり、ゼロデイなどの余裕がある場面では「しっかり料理できる装備」として評価されています。ただし、山行中にラーメンなどの簡易調理が中心であれば、このサイズは明らかにオーバースペックです。

シートゥサミット アルファポットのメリットデメリット

メリット

  • 1.3Lの大容量で本格的な調理が可能
  • パスタ・焼きそば・煮込み・炊飯まで対応
  • 水切り機能により湯切りが簡単
  • 大型ハンドルで安定感が高く扱いやすい
  • 状況によっては焚き火調理にも対応可能
  • 2合以上の炊飯ができ、複数人・長期行動に強い

デメリット

  • 今回紹介の中では価格が高くコスパは低め
  • サイズ・容量ともにソロ登山では過剰になりやすい
  • 加熱効率がやや低く、調理に時間がかかる
  • UL志向には不向き(重量・サイズともに大きい)

イージークック・ソロセットS

イージークック・ソロセットSは、汎用性が高く、比較的安価に入手できる深型クッカーです。600mLという容量は必要最低限ながら、工夫次第で調理の幅を広げられるのが特徴。イージークック・ソロセットMにスタッキングし、内部にガス缶を収納できるなど、パッキングの自由度が高い点も魅力です。

特徴的なのは、蓋側もポッド形状になっている点です。容量は約345mLあり、コーヒーやスープ用途であれば十分対応可能。本体でお湯を沸かしながら、蓋側でスープや簡単な調理を並行して行えるため、コンパクトながら実用的な“2ポッド運用”が可能です。

また、細部の作り込みも優秀で、ozとmLの両方に対応した目盛りが搭載されています。調理時に容量を直感的に把握できるため、無駄な手間がかかりません。ただし単体では調理の幅に限界があるため、用途によってはフライパンや皿の追加が前提になります。拡張ありきで評価が変わるタイプのクッカーです。

イージークック・ソロセットSのメリットデメリット

メリット

  • 600mL+蓋側345mLで2ポッド的な使い方が可能
  • スタッキングしやすくパッキング効率が良い
  • ガス缶の収納も可能
  • 安価でコストパフォーマンスが高い
  • oz/mLの目盛り付きで容量管理がしやすい
  • シンプル構造で扱いやすく汎用性が高い

デメリット

  • 容量が小さく、単体では調理の幅が限られる
  • 焼き物や本格調理には追加ギアが必要
  • 拡張前提のため、最終的なコスパは構成に依存する

アルパインクッカー 11+13 セット

モンベルのアルパインクッカー 11+13 セットは、入手性・価格・性能のバランスに優れた定番クッカーセットです。手に取りやすい価格帯でありながら実用性が高く、特に「迷ったらこれ」と言える安定感があります。中でもアルパインクッカー11は、サイズ感と使い勝手のバランスが良く、実際の山行でも扱いやすいモデルです。

アルパインクッカー11は本体0.75Lに対し、蓋側が0.43Lの容量を持つため、2ポッド運用が可能です。ラーメン2人前の調理や、大きめのカップラーメン用の湯沸かしにも対応でき、ソロ〜軽い複数人利用までカバーします。イージークック・ソロセットSでは物足りなさを感じる場面でも、この構成であれば十分な余裕があります。

さらにアルパインクッカー13は、容量がちょうど1Lに設計されており、使用イメージが非常にしやすいのが特徴です。一般的な電気ケトルと同等の容量のため、「どれくらいの調理ができるか」を直感的に把握できます。山での調理は感覚に頼る場面も多いですが、1Lという明確な基準があることで安定した調理がしやすいクッカーです。

アルパインクッカーセットのメリットデメリット

メリット

  • 入手しやすく価格と性能のバランスが良い
  • 11(0.75L+0.43L)で2ポッド的な使い方が可能
  • ラーメン2人前など、実用的な調理容量を確保
  • 13は1Lジャストで容量イメージがしやすい
  • 蓋もポッドとして使え、調理の自由度が高い

デメリット

  • UL特化モデルと比べると軽量性では劣る
  • サイズがやや大きく、ミニマル装備には不向き
  • シンプル設計のため、特殊な機能は少ない

コストパフォーマンスは全体的に高めになると思います。

まとめ

今回は、登山で使用できるクッカーセットのおすすめ記事を作成しました。いつまでたっても、「新しいクッカーが欲しい」と思うのですが、結局何処かに落ち着きます。僕の場合はアルミパーソナルクッカーでした。自分の欲しいと思うサイズと、形状、そして機能のあるクッカーを是非とも見つけてみてください。

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