今回使用したモビガーデンのテントは「LIGHT KNIGHT UL 2」です。このテントを、日本のバイク旅やロングトレイル、海外ではPCTで使用しました。PCTでは130日以上、そして日本でも100泊近く使用したテントです。今回はモビガーデンの「LIGHT KNIGHT UL 2」というテントを紹介します。
モビガーデンテントの紹介
モビガーデンは中国のブランドです。このブランドが作るテントは、安価な割に使い勝手が良くできています。円安が過酷な現在でも非常に安価な値段で購入できます。

モビガーデンの紹介
モビガーデンは、2003年にスタートしました。2026年現在では、既に中国国内では一大ブランドとして成長しています。モビガーデンでは、テント以外にもタープなどを作成して販売しています。モビガーデンのテントは、購入した時点でフットプリントを含む付属品多数の為、購入したらそのままキャンプや登山に行けるのがメリットです。
現在のブランドメッセージとしては「World Unbounded. Step by Step」を掲げています。人と世界、人と自然をつなげるという意味があるようです。
モビガーデンは登山用メーカー?
モビガーデンは、登山専門の山岳メーカー・ブランドではありません。商品としては、キャンプ用の製品を幾つも販売しています。山岳専門ではなく、アウトドア用品ブランドです。山岳用テントも多数販売しており、日本国内では何度か同じテントを使用している方を見かけました。日本のアルプスなどではマイナーですが、活躍はしていると思います。
モビガーデンのテント
モビガーデンのテントは多数あります。代表的なテントとしては次のようなテントがあります。
- Cold Mountain
- LIGHT KNIGHT UL
- COMMANDER
- AS WINGS
これらのテントシリーズが有名です。特に、「LIGHT KNIGHT UL」については自分も使用したことがあります。
モビガーデンの日本代理店はどこ?
中国のブランドであるモビガーデンだが、日本代理店は実店舗としてはありません。代理店としては、株式会社帝伸テックが受け入れ元になっています。基本的には、楽天市場やAmazonなどのネット通販になります。公式通販サイトからも購入可能です。
モビガーデンのテントの評判に関して
評判や評価としては、高コストパフォーマンスブランドという評価が多いです。値段の割に軽量コンパクトで、デザイン性も悪くない、という評判です。日本国内では酷使している人は少ないようですが、大手サイトでレビューされている記事がいくつかあります。
あまり酷評してあるサイトはありません。中華製テントによくある「安かろう悪かろう」という状況はなさそうです。通販サイトなどのレビューを見ても、あまり酷評を下されている部分はありません。
モビガーデンのテントは信用できる?
レビューや評判を調べてみて気になるのは、「信頼度」です。サクラチェッカーを利用すると、難しい結果になります。しかし、実際に自分で購入してみるとかなり使い勝手もよく、レビュー通りの評判でした。高評価で理由もない持ち上げ記事は良くないと思いますが、理由の記載されているレビューなどは信用できそうです。
モビガーデンの山岳テントを酷使レビュー

PCTを歩き終えて、僕は自分のモビガーデンのテントを処分してきました。帰国前に動画でレビューしていますが、個人的には高評価です。そもそも、中華製のテントで200泊以上できるとは思っていなかったです。
LIGHT KNIGHT UL 2の性能
今回購入して使用していたテントである「LIGHT KNIGHT UL 2」は公式では次のような性能になっています。ULを謳っていますが重量の観点では、ULとは言い難いです。
- 1670 g (フットプリント約280 gを除く)
- 全幅:130 cm(72 cm)
- 全長:270 cm(前室長60 cmを含む)
- 全高:105 cm
- 収納サイズ;Φ41 × 13 cm
- フライシート;3000mm防水(ボトム;4000mm防水)
テント内は元からシームテープ処理が施されていました。フットプリントも最初から付属しており、頑丈で使い勝手がよかったです。日本の梅雨時期の台風でも、ペグダウンしておけば浸水する事はなかったです。(前室内は浸水した)
LIGHT KNIGHT UL 2のレビュー
一人で利用するにはサイズ十分で、広々と使うことができます。インナーテント内の全長は210cmですが、実際に利用してみると175cm以上の方には狭く感じるでしょう。寝袋にくるまった状態で、微妙に足先がテントと接触します。
気になる防水性ですが、性能を測定する方法はないですが2年間はしっかりと防水性を維持していました。撥水性は晴れの日に使い続けていると少しずつ落ちていく印象です。大手メーカーのモノでも、劣化していくためここら辺は特に期待していませんでした。PCTを歩いている途中で、雷雨や豪雨に会った際に、四隅から浸水しました。
収納性に関して
付属の袋に入れて持ち運ぶ際には、「Φ41 × 13 cm」に収まります。フレームだけではなく、フットプリント、ペグもこのサイズで収まります。持ち運ぶ際には、雨に濡れた時にはフライシートなどはゴミ袋などにまとめていました。
二人用テントのすすめ
個人的には、二人用テントを勧めます。中が広く快適で、自分の荷物を内部で展開することができるからです。無理に一人用のテントを購入して我慢しながら使うのは、苦労します。短期の縦走では気になりませんでしたが、やはり一月ほど利用することになると、気になります。
一人用のテントと比較して、300g以上増えてしまいますが、そこはデメリットに感じませんでした。
ハーフメッシュは使いどころを選ばない
近年の中華製テントにあるハーフメッシュは、使い勝手がいいです。
- 風通しが良い
- 熱が籠らない
- 年間を通して利用可能
- 利用環境を選ばない
特に、半分は風を防げるような作りであるため、直接風が当たらないことは大きなメリットです。風が強く吹き付けている環境でも安心して眠れます。
強風時は煩くて眠れない
風が強くバタつくような日は、流石にうるさくて眠れない日が多くありました。台風の日や、風力発電機の近くで眠るのは困難です。フライシートの素材の問題ではありますが、バタバタと音がするし、ガサガサ音がします。快眠は難しいです。
モビガーデンは圧倒的高コスパテント
春夏秋冬、様々な環境で利用してきましたが信用にたるテントでした。PCTで利用するのは半分賭けでしたが、最後まで利用できました。周囲が5万円するようなテントを利用している中、1万円台の格安テントで済んだのはありがたいです。日本のバイク旅や縦走でも、特に浸水する事はなかったです。完成度が高い、高コスパテントだったと思います。
利用上の注意
中華製テントが使えないという状況は、台風やゲリラ豪雨では難しいかもしれません。PCTでも風力発電機の近くでテント泊をした時に、レインフライを使うと眠れないほどの音が鳴り響きました。途中でインナーのみにしましたが、フレームがギシギシ音を立てていました。最終的に、カウボーイスタイルで寝ることになったのは、いい思い出です。
LIGHT KNIGHT UL 2を利用して気が付いた事
中華製テントは、安かろう悪かろうな面があると聞いていました。実際に使用してみると、大きな問題はありませんでした。気になったところは、次のようなものです。
- 50泊程度は性能が維持継続される
- 安い割に防水性能は抜群
- じっくり観察すると細部が甘い
- シームテープは剥がれそう
長く使っている製品は、割と簡単にシームテープが剥がれてしまいます。PCT後半ではシームテープの剥がれが酷くなり、流石に四隅から浸水しました。
長く使うと実は細部の作りが甘い
長い事使用していくと、国産テントやしっかりとしたブランドのテントとは作りが甘いです。
- 出入り口を止めるトグルがない
- ジップがよく噛む
- ジップがよく飛ぶ
- ポケットの位置
- フレームの作り
強風耐性などに関しては比較検討ができませんでした。しかし、使い勝手という面で考えると、モンベルのテントなどと比較すると一歩劣る印象です。
使い込んで故障した部分
- シームテープの剥がれ
- レインフライの雨漏れ
- ボトムの破損(動物にかじられて大穴があく)
- テントポールが曲がる
- ジップが歯飛びする
ボトムが壊れてしまったのは自己責任ですが、流石にテントポールが歪んでしまったのは想定外でした。
まとめ
今回は「モビガーデンLIGHT KNIGHT UL 2」のテントを紹介しました。値段の割には出来が良くて、なかなか使い勝手のいいテントでした。山岳テントを選ぶ際に値段というのは一つの大きな要素です。今でも1万円台で購入出来て、ペグなども全て賄えるのはとてもいいと思います。
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