登山用テントは決して安い買い物ではありません。だからこそ、「軽いから」「人気だから」という理由だけで選ぶと後悔することがあります。
これまでPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)や四国遍路、国内の縦走などを通して6,000km以上歩いてきました。その中で多くのテントを見て、自分でも実際に使用し、様々なハイカーから感想を聞く機会がありました。
その経験から感じたのは、テントは単純な軽さだけでは選べないということです。睡眠の質、結露の少なさ、設営のしやすさ、居住性、修理のしやすさ。
今回は、実際の使用経験やロングトレイルで得た知見をもとに、本当におすすめできる登山用テントを紹介します。
登山用テントおすすめランキング
最初に個人的な所感での、ランキング表を提示しておきます。これが今回の記事の答えでもあります。個人的にはステラリッジは最高のテントだなという評価です。
| 順位 | テント | 重量(目安) | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | モンベル ステラリッジ2 | 約1.4kg | ★★★★★ |
| 2位 | アライテント エアライズ2 | 約1.6kg | ★★★★★ |
| 3位 | ファイントラック カミナドーム2 | 約1.46kg | ★★★★★ |
| 4位 | Durston X-Mid 2 | 約1.0kg | ★★★★☆ |
| 5位 | Big Agnes Copper Spur HV UL2 | 約1.4kg | ★★★★☆ |
| 6位 | Tarptent Double Rainbow DW | 約1.16kg | ★★★★☆ |
| 7位 | MSR Hubba Hubba LT | 約1.5kg | ★★★★☆ |
| 8位 | NEMO Hornet OSMO 2P | 約1.1kg | ★★★★☆ |
| 9位 | モンベル クロノスドーム2 | 約2.4kg | ★★★☆☆ |
| 10位 | Naturehike Cloud-Up2 | 約1.8kg | ★★★☆☆ |
登山用テントの選び方
簡単ですがテントの選び方を紹介します。正直なところ、UL思考が強い人とは一致しない部分が多いと思います。僕はテントのことを家と考えているため、軽量性よりも別の部分に思考を割いています。ここら辺は使い方や考え方で変わってくると思います。

重量は最も重要なポイント
ロングトレイルでは、毎日20〜40km近く歩く日が続きます。テントはベースウェイト(変わらない重量)の一つで、テントの重量は体力の消耗に直結します。しかし、「軽ければ軽いほど良い」という考え方には僕は賛成できません。
- 居住性の低下
- 生地の耐久性
- 結露の増加
- 設営難易度
など、快適性を犠牲にして軽量化を得ている場合があります。僕は軽さと快適性のバランスが取れているテントを高く評価しています。
ダブルウォールテントがおすすめ
現在の僕はダブルウォールテントをおすすめしています。シングルウォールは軽量ですが、幾つかの問題を抱えており、僕は許容できませんでした。
- 結露しやすい
- 長期間使うとストレスが溜まりやすい
- 寒い & 暑い
という問題です。一方でダブルウォールは多少重量が増える代わりに、
- 結露が少ない
- 居住性が高い
- 雨の日でも快適
数週間から数か月歩き続けるなら、この快適性は重量以上の価値があると感じています。
一人でも2人用テントがおすすめ
ソロハイカーでも、僕は2人用テントをおすすめしています。
- 荷物を室内へ置ける
- 雨の日でも着替えやすい
- 長期間生活しても圧迫感が少ない
- 重量差は数百グラム程度
だからです。毎日使う住居だからこそ、少し余裕のある空間は想像以上に快適です。正直、そこ数百グラムよりも優先したいですね。
自立式と非自立式
初心者には自立式がおすすめです。設営が簡単で、多少地面が悪くても形になります。
- 軽量
- コンパクト
非自律式には上記のような特徴があり取り上げられがちですが、
- ペグが効く場所を探す必要がある
- 設営に慣れが必要
という点は理解しておきましょう。ペグが利用できない場所も多く、広いスペースが必要な場合もあります。設営場所を選んでしまうというのは、面倒なところの一つかなと感じています。
修理・サポートも重要
山岳テントは数万円する道具です。だからこそ、長く大事に使いたいのです。
- 修理できるか
- パーツが購入できるか
- オプションが充実しているか
も重要になります。特に長く使うなら、この点は購入前に確認しておきたいポイントです。
登山用テントおすすめ10選

最初に紹介した下記表に関して、詳細に説明していこうと思います。もしも購入を検討しているのであれば、一つの参考になるかと思います。
| 順位 | テント | 重量(目安) | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | モンベル ステラリッジ2 | 約1.4kg | ★★★★★ |
| 2位 | アライテント エアライズ2 | 約1.6kg | ★★★★★ |
| 3位 | ファイントラック カミナドーム2 | 約1.46kg | ★★★★★ |
| 4位 | Durston X-Mid 2 | 約1.0kg | ★★★★☆ |
| 5位 | Big Agnes Copper Spur HV UL2 | 約1.4kg | ★★★★☆ |
| 6位 | Tarptent Double Rainbow DW | 約1.16kg | ★★★★☆ |
| 7位 | MSR Hubba Hubba LT | 約1.5kg | ★★★★☆ |
| 8位 | NEMO Hornet OSMO 2P | 約1.1kg | ★★★★☆ |
| 9位 | モンベル クロノスドーム2 | 約2.4kg | ★★★☆☆ |
| 10位 | Naturehike Cloud-Up2 | 約1.8kg | ★★★☆☆ |
1位 モンベル ステラリッジ2
現在もっともおすすめしたい山岳テントです。正直なところ、このテントの欠点を探そうとしても、出入りに少し慣れが必要なこと以外、ほとんど思い浮かびません。
軽量でありながら耐候性は高く、設営も簡単。細かな部分まで丁寧に作り込まれており、「日本メーカーらしい完成度」を強く感じます。以前、PCTで出会った日本人ハイカーが
「自分には贅沢すぎるテントだった」
と話していました。その言葉に、大いに共感しました。自身も「便利すぎて、自分には少し勿体ない」と思ったほどです。性能だけでなく、
- 修理体制
- 品質管理
まで含めると、現在販売されている山岳テントの中でもトップクラスの完成度だと思います。

メリット
- 軽量で扱いやすい
- 耐風性が高い
- 居住性が優秀
- 作り込みが非常に丁寧
- モンベルのサポートが充実
デメリット
- 出入りには少し慣れが必要
- 価格は安くない
こんな人におすすめ
長く使える山岳テントを探している人。最初の一張りとしても、買い替えとしても自信を持っておすすめできます。
2位 アライテント エアライズ2
日本の山岳テントを代表する定番モデルです。ステラリッジ2と最後まで順位を迷いましたが、総合力では僅かにステラリッジが上だと感じました。しかし、エアライズ2も間違いなく最高峰の山岳テントです。
特に評価しているのは、購入後の安心感です。山岳テントは長く使う道具であり、ときには命を預ける装備でもあります。そのため、修理体制やオプションパーツの充実度は非常に重要です。
エアライズはその点が本当に素晴らしいと感じています。
例えば、
- 収納袋にコードロックを取り付ける
- 張り綱の自在金具を使いやすい向きへ変更する
- ファスナーに細引きを取り付けて開閉しやすくする
- オレンジではなくグリーンのフライシートを選ぶ
など、自分好みに育てながら長く使える楽しさがあります。こうした細かな改良を積み重ねることで、さらに使いやすいテントへ仕上げられます。一方で、スリーブ式であることは好みが分かれる部分です。
強風時は吊り下げ式より設営に少し時間が掛かります。とはいえ、これはスリーブ構造全体に共通する特徴であり、大きな欠点というほどではありません。長く付き合う一張りとして考えた場合、今でも第一線でおすすめできる名作です。
メリット
- 長年の実績がある
- 修理・パーツ供給が充実
- オプションが豊富
- 耐風性が高い
- 長く使える安心感
デメリット
- スリーブ式なので設営に少し慣れが必要
- フライシートはグリーンがおすすめ
こんな人におすすめ
長く使える日本製山岳テントを探している人。修理しながら10年以上使いたい人にもおすすめです。
3位 ファイントラック カミナドーム2
このテントは、実際に購入して使ったわけではありません。しかし、実物を見たときの完成度の高さには驚きました。価格の高さもあり、購入には至りませんでしたが、本気で欲しいと思った数少ないテントの一つです。軽量化だけではなく、
- 居住性
- 耐候性
- コンパクトさ
- 収納性
これらを非常に高いレベルで両立しています。どこか一つだけ突出しているのではなく、全体の完成度が非常に高い印象です。実際に使用している人を見ると、思わず羨ましくなってしまいます。
そのくらい魅力のある山岳テントです。もちろん価格は決して安くありません。しかし、それに見合う品質を持っていることは間違いないでしょう。
メリット
- 軽量コンパクト
- 居住性が高い
- 日本の山岳環境に適している
- 作り込みが非常に丁寧
デメリット
- 価格が高い
- 初心者には手を出しにくい
こんな人におすすめ
最高峰の日本製山岳テントを探している人。価格より性能を重視する人におすすめです。
4位 Durston X-Mid 2
現在のULテントを代表するモデルの一つです。室内空間の広さと軽量性を両立しており、トレッキングポールを利用するハイカーから非常に高く評価されています。特に驚くのは、その居住性です。
重量だけを見ると信じられないほど広く、大柄な男性2人でも十分に使用できる空間があります。一方で、使いこなすには少し慣れが必要です。非自立式なのでペグダウンが前提となり、岩場や木道では工夫が必要になります。
また、最初の四隅を綺麗な長方形に設営しなければ、美しい張り姿になりません。初心者でも設営できますが、数回練習した方が良いでしょう。さらに、テント自体の占有面積が広いため、日本の狭いテント場では設営場所を選ぶことがあります。
- 軽さ
- 居住性
- コストパフォーマンス
この三拍子が揃った名作であることは間違いありません。
メリット
- 非常に軽量
- 室内が広い
- 前室も広く使いやすい
- コストパフォーマンスが高い
デメリット
- 非自立式
- 設営場所を選ぶ
- 設営には多少慣れが必要
こんな人におすすめ
トレッキングポールを普段から使用しており、軽量化と居住性を両立したい人におすすめです。
5位 Big Agnes Copper Spur HV UL2
海外の自立式ULテントを代表する存在です。軽さだけではなく、驚くほど広い室内空間を実現していることが、このテント最大の魅力です。HV(High Volume)の名の通り、壁面が立ち上がる構造となっているため、頭上空間は非常に広く感じます。
さらに、前室をトレッキングポールで跳ね上げられる構造は非常に便利です。雨のの調理や休憩スペースとして活用できるため、長期間歩くハイカーから高い支持を集めています。一方で、軽量化の代償もあります。
フライシートやフロア生地はかなり薄いため、取り扱いには注意が必要です。岩場や枝の多い場所ではグランドシートの使用も検討した方が安心でしょう。
また、ジッパーが生地を噛み込みやすいという声もあり、開閉時は丁寧な操作が求められます。価格は決して安くありませんが、自立式ULテントとしては非常に完成度の高い一張りです。
メリット
- 軽量ながら室内が広い
- 前室をタープのように活用できる
- 自立式で設営しやすい
- 居住性が高い
デメリット
- 生地はかなり薄い
- ジッパーが噛み込みやすい
- 価格が高い
こんな人におすすめ
軽量化も居住性も妥協したくない人。自立式ULテントを探している人におすすめです。
6位 Tarptent Double Rainbow DW
Tarptentは、アメリカのUL(ウルトラライト)ガレージブランドを代表するメーカーの一つです。
その中でもDouble Rainbow DWは、長年人気を集めてきたDouble Rainbowをベースに、ダブルウォール化することで結露対策と快適性を大きく向上させたモデルになります。このテントを高く評価している理由は、「軽さ」「快適性」「設営の自由度」という相反する要素を高いレベルで両立していることです。
基本はペグ4本を使用した非自立式として設営しますが、トレッキングポールを利用すれば自立式としても使用できます。この自由度は他社にはあまり見られない特徴です。
さらに、フライシートとインナーが一体となっているため、雨天時でもインナーを濡らさず設営できる構造になっています。ロングトレイルでは、この差が何日も続く快適さに繋がります。SilPoly(シリコンコーティング・ポリエステル)を採用しているため、雨に濡れても生地が伸びにくく、朝までテンションを維持しやすい点も魅力です。
一方で、いくつか注意点もあります。もっとも有名なのがシーム処理です。Tarptentの製品は購入時点ではシームシーリングが施工されていないため、自分で処理するか、メーカーへ依頼する必要があります。初めて購入する人は驚くかもしれませんが、海外ガレージブランドでは珍しいことではありません。
また、収納袋が非常に小さく、綺麗に畳まなければ収納しづらいこともよく知られています。設営時もポールを真っ直ぐ通し、四隅のテンションを均等に張る必要があり、適当に設営すると全体が歪んでしまいます。少し手間が掛かるテントではありますが、それも含めて楽しめる人には非常に魅力的な一張りです。
メリット
- ダブルウォールながら非常に軽量
- 自立式・非自立式の両方に対応
- 雨でもインナーを濡らさず設営できる
- 雨でも生地がたるみにくい
- 頭上空間が広く居住性が高い
デメリット
- シーム処理が必要
- スタッフサックが小さい
- 設営には多少慣れが必要
こんな人におすすめ
ダブルウォールの快適性を維持しながら、できるだけ軽量なテントを探している人。多少手間が掛かっても、長く愛着を持って使えるテントが欲しい人におすすめです。
7位 MSR Hubba Hubba LT
MSRのHubba Hubbaシリーズは、世界中で長く愛され続けている定番テントです。実際に多くのハイカーが使用しており、軽量性と居住性のバランスに優れています。設営も比較的簡単で、自立式らしい扱いやすさがあります。
新しいHubba Hubba LTでは結露対策も改善されており、従来モデルより快適性は向上しています。しかし、価格を考えると少し厳しい評価になります。もちろん非常に良いテントなのですが、同価格帯にはステラリッジ2やカミナドーム2、Copper Spur HV UL2など、非常に強力なライバルが存在します。
そのため、「価格以上の満足感があるか」と聞かれると、少し悩んでしまいます。
- 軽量
- 設営が簡単
- 居住性も十分
という完成度の高いテントであることは間違いありません。日本国内では、モンベルほど使用者が多くないため、人と被りにくい点も魅力の一つでしょう。
メリット
- 軽量
- 設営しやすい
- 居住性が高い
- 人と被りにくい
デメリット
- 価格が高い
- 同価格帯には強力なライバルが多い
こんな人におすすめ
MSRブランドが好きな人。軽量で設営しやすい自立式テントを探している人におすすめです。
8位 NEMO Hornet OSMO 2P
軽量性を最優先に考えるなら、Hornet OSMOは非常に魅力的な選択肢です。重量は約1kg前後。ここまで軽量でありながら、ダブルウォール構造を採用していることには驚かされます。OSMO素材は雨に濡れても生地が伸びにくく、乾きも早いため、従来のナイロン素材より扱いやすくなっています。
一方で、このテントは完全な自立式ではありません。足元はペグダウンが必要となる半自立式です。そのため、岩場や木道では設営しづらい場面があります。また、2人用として販売されていますが、実際にはかなりコンパクトです。
ソロで広々使うにはちょうど良いサイズですが、大人2人で長期間生活するには少し窮屈に感じるでしょう。僕は「1人+荷物」の使い方が最も相性の良いテントだと思います。それでもギリギリ感は満載です。
メリット
- 非常に軽量
- OSMO素材は雨に強い
- コンパクトに収納できる
デメリット
- 半自立式
- 2人で使うには少し狭い
こんな人におすすめ
軽量化を最優先にしたいソロハイカー。1人で広々使いたい人におすすめです。
9位 モンベル クロノスドーム2
クロノスドーム2は、ULテントとは少し方向性が異なるテントです。重量は約2.4kgと、今回紹介しているテントの中ではかなり重い部類に入ります。そのため、ロングトレイルを歩く人には正直おすすめしにくいモデルです。
しかし、その重さには理由があります。フライシートやフロア生地は非常に丈夫で、多少ラフに扱っても簡単には壊れません。設営も非常に簡単で、初心者でも短時間で張ることができます。
「とにかく壊れにくく、安心して使えるテントが欲しい」
という人には今でも十分おすすめできます。軽量性を重視する人には向きませんが、登山を始めたばかりの人には心強い一張りです。
メリット
- 非常に丈夫
- 設営しやすい
- モンベルのサポートが充実
デメリット
- 重い
- 収納サイズも大きい
こんな人におすすめ
軽さより耐久性を重視する初心者やキャンプ用途にも使いたい人。
10位 Naturehike Cloud-Up2
Naturehike Cloud-Up2は、「できるだけ予算を抑えて山岳テントを購入したい」という人におすすめできるモデルです。価格は今回紹介したテントの中でも比較的手頃でありながら、ダブルウォール構造を採用しており、基本性能もしっかり備えています。
もちろん、価格差がある以上、ステラリッジ2やエアライズ2と同じ完成度を期待するのは難しいでしょう。重量はやや重く、細かな作り込みや耐久性、サポート体制では国内メーカーに一歩譲ります。
しかし、「最初の一張り」として考えるなら十分魅力があります。実際、価格を考えれば非常によくまとまったテントです。これから登山を始める人や、「まずは山岳テントを試してみたい」という人には、有力な選択肢になるでしょう。
メリット
- 購入しやすい価格
- ダブルウォール構造
- 初心者でも扱いやすい
- コストパフォーマンスが高い
デメリット
- 重量はやや重い
- 細かな作り込みは上位モデルに及ばない
- 修理・サポート体制は国内メーカーほど充実していない
こんな人におすすめ
初めて山岳テントを購入する人。
できるだけ予算を抑えながら、安心して使えるテントを探している人におすすめです。
軽量テントよりダブルウォールテントを選ぶ理由
近年は、UL(ウルトラライト)スタイルが広まり、軽量なシングルウォールテントを選ぶ人も増えています。もちろん、軽量化の重要性は十分理解しています。テントはバックパックの中でも重量の大きな割合を占めるため、軽くなれば歩行は確実に楽になります。
しかし、実際に長期間歩いて感じたのは、「快適さも同じくらい重要」ということでした。シングルウォールテントは軽量ですが、結露は避けられません。朝起きるとシュラフや荷物が湿っていることもあります。毎日その状態が続くと、思っている以上にストレスになります。
その点、ダブルウォールテントは多少重くなる代わりに、結露の影響を大きく減らせます。室内も広く感じられ、悪天候の日でも安心して過ごせます。テントを「荷物を軽くするための装備」ではなく、「毎日身体を休める家」だと考えています。
だからこそ、数百グラム軽くすることよりも、毎日ぐっすり眠れることを優先しています。もちろん、どちらが正解という話ではありません。歩き方や考え方によって最適なテントは変わります。
ただ、これからロングトレイルに挑戦したい人には、一度ダブルウォールテントの快適さも知ってほしいと思います。
よくある質問

ここでは非常に簡単ではありますが、Q&Aに回答していきます。
初心者でも2人用テントを選ぶべきですか?
2人用をおすすめしています。
1人で使う場合でも荷物を室内へ置きやすく、雨の日の着替えや荷物整理も快適になります。重量差も数百グラム程度なので、得られる快適性の方が大きいと感じています。折角山の中で開放感があるのに、テントで閉塞感を感じ、窮屈さに泣くのは嫌ではありませんか?
ダブルウォールとシングルウォールはどちらがおすすめですか?
初心者や長期間歩く予定がある人にはダブルウォールがおすすめです。結露が少なく、精神的な安心感もあります。軽量性を最優先する場合はシングルウォールも選択肢になりますが、扱いには少し慣れが必要です。
自立式と非自立式はどちらを選べば良いですか?
初めて購入するなら自立式がおすすめです。設営が簡単で、場所を選ばず使いやすいというメリットがあります。最悪、フレームだけ作ってポイっと放り投げれば完成するのは最高です。
軽量化を重視するなら非自立式も魅力的ですが、ペグダウンや設営技術が必要になります。晴れの日は良いですが、大雨の日などでは潰れてしまっているテントを見かけたことが何度もあります。
テントの寿命はどのくらいですか?
使用頻度や保管方法によって異なりますが、丁寧に使用し、必要に応じて修理を行えば10年以上使えるテントも珍しくありません。モンベルやアライテントのように修理体制が充実しているメーカーを選ぶと、さらに長く愛用できます。
まとめ
登山用テントは、「軽い」「人気がある」という理由だけで選ぶ道具ではありません。歩く距離や山域、泊数、重視する快適性によって最適な一張りは変わります。その中でも、僕がもっともおすすめしたいのはモンベル ステラリッジ2です。
軽量性、耐候性、居住性、サポート体制まで含めて非常に完成度が高く、長く付き合えるテントだと感じています。また、エアライズ2やカミナドーム2も、日本の山を歩く上では安心しておすすめできる名作です。
一方で、Durston X-Mid 2やTarptent Double Rainbow DWのような海外メーカーには、日本ではまだあまり知られていない魅力があります。軽量化と快適性を高いレベルで両立したテントも増えてきており、選択肢は以前より大きく広がりました。
ぜひ、自分がどのような山を歩きたいのか、どのようなスタイルでハイキングを楽しみたいのかを考えながら、自分に合った一張りを見つけてください。
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